子育てママへ~優しい時間の過ごし方~

フェアリー

2013年05月25日 21:25




「私の行く先々が笑顔とお花で溢れますように。。」との願いを込めて付けた「フラワーサロンフェアリー」。
レッスンに来てくれたみなさんと、笑顔と幸せの空間を作っていきたいな。。。と、今から4年前、お花活動を始めました。

その願い通り、現在は

*カフェ87*87さんでのランチ交流会付きレッスン。
*慈眼寺ゼミナールでのレッスン(基本~季節のアレンジまでの幅広いメニュー)
*お家レッスン(完全予約制のプライベートレッスン)
*その他、イベントレッスン。

を通して、たくさんの方と笑顔の交流をさせていただいています。

そして今後、新たにチャレンジしたいことに
*子育てママの花レッスン
が、あります。
私には現在中3の息子と小4の娘がいます。
過ぎてしまえばあっと言う間の10数年でしたが、子供が幼稚園に入るまでの数年間「きれいなもの。心潤すもの」を心の底から求めて、もがいた時期がありました。
子供はかわいくて、一緒にいるのも大好き
ずっとずっと遊んでいたい~。ずっとずっと寝顔もみていたい~と思う反面、「きれいなもの」「心潤すもの」に触れたくて触れたくてたまらない気持ちになることがありました。
子供が寝ている隙に少し本を読んだり、こそこそっと何かをするぐらい。充分に落ち着いて、大人の時間を味わうことは難しいでした。
周りには子供の物が溢れ、話題も情報も子供のことが優先。
育児サークル等に行っても、当然ながら子供の世界。

特に、子供がおっぱいを離れ自分も少し精神的にゆとりが出始めた1歳以降が、本当に本当に「自分だけの世界」を切望してなりませんでした。
ドラッグストアでの雑誌の立ち読みすら、キラキラとしたオアシスに感じていました。

そんな自分自身の子育ての経験から、子育て真最中のお母さんにも「きれいなもの」を見て、さわって、充分に心のうるおいを感じられる時間を過ごしていただきたいな。。。と強く思って来ました。
おととし~昨年、りぼんかんのサポーターを務め、たくさんのお母さんたちの本音と接したことで、その想いをさらに強くしました。

お母さんの心の中にある花を咲かせるお手伝いをしたい

子育ての経験の他にも、今から5~6年前に闘病生活を送ったり、同じ時期に一番大切な友達を亡くすなど、とてもつらい時期があったのですが、それでもお花に寄り添ってもらったおかげで、何とか心穏やかになることが出来ました。

フラワーアレンジメントの良いところは。。。
*無心になり、没頭する心地良さを味わえます
*作品を作り上げていくことで、心が充実します
*お花と向き合うことで自分自身も見えて来ます
  →ひとつひとつの花材の特徴を見極めて、それにふさわしい場所に挿して行
   くことは子育てにも通じます。
   また、人と人との関係や、自分を取り巻く物事に置き換えて見ることも出来
   ます。
*お花は、ただ黙って寄り添ってくれます。

心の中に1輪の花を咲かせる。
そんなレッスンを今までも、これからもずっと大切にしていきます。

*大きめの会場でのレッスンをただ今計画中です。
*お子さん連れの方のレッスンは現在自宅教室で対応しております。(自宅レッスンは女性限定です)
   →「おうちレッスン」の「季節の花遊びコース」がおすすめです。
*その他、サークル等への出張も承ります。
(オーナーへメッセージよりお問い合わせ下さい)
              
                ~~~~~~~~~~     

「心の花」を大切にしているフラワーサロンフェアリーが出来るまでのストーリーを簡単にまとめてみました。
今みなさんとお花を通して素敵な活動が出来ているのですが、ここに来るまでは様々な葛藤の連続でした。。。

小さい頃、近所の原っぱで草花摘みをしたり、けもの道を探して歩いたり、身近でささやかな自然に触れることが大好きでした。
今でも春になるとカラスノエンドウとかペンペン草とか小さな色んな種類の草花たちを足元に見つけると気持ちが高まります。

20歳で生け花を始めたのですが、「高橋永順さん」のお花の本に出会ったことで衝撃を受け、一気にフラワーアレンジメント界へ引き込まれて行きました。

20代~NFDのスクールに通い一生懸命レッスンに励み試験をクリアし、資格も取りました

30代前半~子育てや転勤で一時お花から離れる。このころは、お花を大好きだと思う気持ちをどんな風にして役に立て、表現したらいいのか全く分からず、ひたすら苦しかったことを覚えています。ただ資格を持っているだけでは何もできない。ということを痛いほど感じた日々。「夢があるって、苦しいことだね」というのが口癖でした
お花の本や、お花さえ見るのがつらい時期がありました。

30代後半~「心の花」を大切にしているスクールを見つけ、花の勉強をし直しました。この時、自分のしたいことは、「子育て中の人や病気で外に出られない人、またはサポートする家族などなど、ささやかな心の潤いを求めている方々にお花を届けたい」ということだと確信しました。
そして、作品展に出展したり、ボランティアでお年寄りの施設のお花レッスンのお手伝いをしたり、情報番組やニュースのスタジオ装花をしたり。。。とにかくお花に関わることを一生懸命探しました。
*「ブログを見るだけでも癒されています」というメッセージを後にいただくことも多くなり、直接ではなくてもお花の心を届けることは出来ることを知りました。

ただひたすらに作品を作ることが好きで、人前に出ることは苦手だと思っていたのですが、身近な方へのレッスンやボランティアを通して、「お花を通して交流する」ことの喜びや「お花を手にしたときの笑顔」が忘れられなくて「お花の教室」という形で活動を始めることにしました。

そして40歳になった年、「フラワーサロンフェアリー」という名前でレッスンを始めました。
名前の由来は。。。
優しい人、繊細な人、弱った人にはお花に住むフェアリー(妖精)が見えるといいます。そしてフェアリーはそんな人々を癒してくれるそうなんです。
優しい人たちが疲れた心を癒す場所。そして、笑顔を取り戻す場所。そういう場所になれたらいいな。。という気持ちで名付けました。

強い励ましではなく、ただただそばに寄り添ってほしい。そんな時にお花たちと一緒の時間を過ごしていただけたら、と思っています。

そうして今「人にお伝えする」という形で、「お花を好きという気持ちを何とか役に立てたい」という長年の夢が叶いつつあります。

これからも、お花で笑顔の輪を広げる活動を大切にして行きたいと思います。

長い文章を最後まで読んで下さりありがとうございました。
最後に。。。

~こんな想いを大切にしています~

一花一葉を大切にし、お花と心を通わせながらレッスンしています。
「この花の一番素敵なところはどこ?」
「この花が一番輝ける場所はどこ?」
一つ一つのお花の個性を見極め、一番いい場所を見つけて挿していく。
それは、子育てだったり、周りの人との関係を大切に育てていくことと似ています。
無理しない。無理させない。。。
自然の流れの中で一番心地良い場所を見つけること。
生けているのは「花」だけではありません。「花」に自分自身の「心」も乗せて生けているのです。

それから、こんなことも。。。→ 「自分に優しくなるために」



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